2017年5月30日火曜日

ウトリクラリア・ネルンビフォリアxレニフォルミス (Utricularia nelumbifolia x reniformis)

セクションオーキディオイデスのウトリクラリアの交配種です。葉の形はウトリクラリア・レニフォルミスのによく似ていますが感触と大きさが違います。

二年前の五月にウトリクラリア・ネルンビフォリアとしてCarnivoriaから購入しました。当時の葉がスイレンの葉の形ではなくて心の形をしていたのを少し不思議だと思っていましたが若いウトリクラリア・ネルンビフォリアの葉がウトリクラリア・レニフォルミスのによく似ているので別に気にしませんでした。




しかし葉が大きくなっても形が全然変わらなくてウトリクラリア・ネルンビフォリアではない疑いが生じました。


それで事実を確かめようとよく観察しました。その時は既にウトリクラリア・レニフォルミスを栽培していましたから別の種だと願っていました。





上の写真を撮った時には葉がもうウトリクラリア・レニフォルミスのより大きかったです。


これは一年前の写真です。ウトリクラリア・レニフォルミスは下の方に見えますが違いがはっきりですね。


その時にネットで検索したところウトリクラリア・ネルンビフォリアxレニフォルミスだとほぼ確信していました。



そして去年花を咲かせましたから確認出来ました。









これが初めてのセクションオーキディオイデスの花だったので興奮して写真を沢山撮りました。


去年の十月に新しい容器に植え替えました。にもかかわらず生育がよかったです。



繫殖力が強い植物です。葉の大きさは手のひらに近いです。


今年も花を見ることが出来るはずだったのですが花茎が高くて容器の蓋がライトにより暑すぎて枯れてしまいました。残念ですが来年の花を待つしかありません。





ところで先月にこの葉に気づきました。まさにウトリクラリア・ネルンビフォリアの葉なんです!  笑


2017年5月28日日曜日

ネペンテス・ボングソ (Nepenthes bongso)

スマトラ島に自生する高地性のウツボカズラです。下の袋がよく暗い色になりますがそうでないのもあります。また自分は襟がとても魅力的だと思っています。

最初に見た時はは二年前のサンフランシスコ・ベイエリアの食虫植物愛好会の展覧でした。


あの時からこの種に興味が湧きました。そしてその年の十一月にこの種をCalifornia Carnivoresで買いました。ご覧の通り袋が上のよりも色が暗いです。


暫くはアパートの窓辺で栽培していました。環境が悪かったからあまり生えませんでした。



冬休みに家に帰った時は裏庭で栽培しました。温度は大丈夫でしたがそこの湿度がすごく低くて生育が悪かったです。その時の写真がありません。



それらの写真は丁度一年前に撮られました。その容器は今でも使っています。外の栽培によるダメージがはっきり見えるでしょう。それでも新しい葉が大きくしかも袋も付けています。この素晴らしい植物を失わないで本当にありがたいです。


この写真は去年の九月に撮りました。



上の方の写真は十二月に撮られて下の方は三月に撮られました。時間が経つほど袋の色が暗くなるのが面白いと思います。




開けたばかりの袋は結構赤いですね。









これらは二週間前に撮られました。自分が結構好きな種です。

2017年5月21日日曜日

ウトリクラリア・トリデンタータ (Utricularia tridentata)

南アメリカ大陸に生息するウトリクラリアです。繫殖力が強いと言われているフォリオーサ節に属します。葉が大きくて非常にウトリクラリア・トリカラーに似ています。一番大きな違いは花です。形だけではなくてウトリクラリア・トリカラーが殆ど花を咲かせないに比べてウトリクラリア・トリデンタータ が時々花を咲かせます。

二年前の七月にこの植物を手に入れました。その時植物の様子が悪くて枯れてしまうのか少し心配していました。


幸いうまくいきました。


正直もしこの植物が花を咲かせる前はウトリクラリア・トリカラーなのかと疑っていました。


この写真で見える花茎は結局花を付けずに枯れてしまいました。ウトリクラリア・トリカラーにもそのようなことを見たことがあります。それでトリカラーである疑いが強まりました。

ですが去年の四月にウトリクラリア・トリデンタータ すが花を咲かせてくれました。初めてだったので写真を沢山撮りました。




残念ですが一本しかありませんでした。


これは六か月前に撮った写真です。


そして二か月前の写真です。


先週家に帰った時にまた花を咲かせていました。今度も一本しかなかったけどそれでもありがたく思いました。


今はウトリクラリア・トリカラーよりずっといい種だと思います。