2014年5月7日水曜日

オオバナイトタヌキモ (Utricularia gibba)

世界中に分布しているタヌキモです。かなり小さく、根が曲がりやすいです。捕虫嚢も小さめです。なので、他の種のタヌキモと分別するのが簡単です。一旦水槽に入れたら、取り除くことが非常に難しいので、植えて欲しくない容器に入れない方が良いでしょう。水の底の土壌にも水面の下にも生えます。但し水面の下で花を咲かせないそうです。

このタヌキモは何度も手に入れたことがあります。最初はCalifornia Carnivoresから購入しました。その時はウトリクラリア・ブルガリスと一緒に水槽で栽培していました。しかし大学に入ってから亡くなりました。

去年の六月に弟が水槽のサークルから水草のパッケージを貰いました。そのパッケージの中にオオバナイトタヌキモが入っていました。アクアリウムを持っている人にはオオバナイトタヌキモが野草でありますが、そのオオバナイトタヌキモが私の食虫植物の栽培の再開のきっかけとなりました。暫く弟の水槽で栽培して貰っていましたが、八月に弟はもう一つの水槽を買ったので、そこに移しました。その水槽が今ウトリクラリア・ジェミニスカパを栽培している水槽です。


約半年が経ち、オオバナイトタヌキモがよく繁殖しました。ところで十二月にウトリクラリア・フンボルティイ (Utricularia humboldtii)を貰った時にオオバナイトタヌキモも一緒でした。しかし最初は気づきませんでした。



写真の中の糸のような植物はオオバナイトタヌキモです。更にモモイロミミカキグサを購入した時にもオオバナイトタヌキモがありました。


そして四週間前にウトリクラリア・ジェミニスカパをウトリクラリア・フォリオーサとウトリクラリア・ストリアタに交換した時にもオオバナイトタヌキモがありました。上の写真で確認出来ます。ご覧の通り、そのオオバナイトタヌキモは他のと様子が少し違いますね。茎が硬く、曲がれば砕けそうです。オオバナイトタヌキモは色々な種類がありますが、生物学者は全部一種にしています。

もしタヌキモの栽培に興味があれば、オオバナイトタヌキモがお勧めです。清浄水さえあれば栽培出来るのです。

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